マダニ対策グッズおすすめ10選|虫よけスプレー・服装・除去器具の選び方

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マダニ対策グッズは「虫よけ+服装+帰宅後の確認」で選ぶ

登山、キャンプ、草刈り、農作業、犬の散歩などで草むらや山林に入るときは、マダニに刺されないための対策が必要です。マダニは、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライム病などの感染症を媒介することがあります。ただし、マダニ対策は虫よけスプレーを使うだけでは十分ではありません。国立健康危機管理研究機構は、肌の露出を減らす服装、ディートまたはイカリジンを含む虫よけ剤、野外活動後の入浴や全身チェックなどを組み合わせるよう勧めています。

この記事の結論

  • 家族で使うなら、イカリジン15%配合の虫よけが選びやすい
  • 12歳以上の成人が長時間活動する場合は、ディート30%も候補
  • 虫よけだけに頼らず、長袖・長ズボン・ゲイターを併用する
  • 帰宅後は服を屋内に持ち込む前に確認し、粘着ローラーを使う
  • 吸血中のマダニを見つけても、指でつまんで無理に引き抜かない

マダニ対策グッズの種類

グッズの種類 主な役割 重要度 選び方
虫よけ剤 マダニが皮膚や衣服に付着するのを減らす 高い マダニが適用害虫に明記された製品を選ぶ
長袖・長ズボン 肌の露出を減らす 非常に高い 明るい色で、袖口や裾を閉じられるもの
ゲイター・登山用スパッツ ズボンと靴の隙間を覆う 高い 膝下まで覆えるロングタイプが便利
手袋・帽子・首元のタオル 手首、首、頭部への侵入を減らす 中程度 隙間ができにくく、洗濯しやすいもの
粘着ローラー・ガムテープ 衣服に付着したマダニを屋内に持ち込まない 高い 車や玄関に常備できるもの
マダニ除去器具 医療機関へ行けない状況での予備 補助的 マダニの腹部をつぶしにくい専用品

マダニは、腕、足、首などの露出部分だけでなく、ズボンの裾や袖口から衣服の中に入り込むことがあります。シャツの裾をズボンに入れ、ズボンの裾を靴下や長靴の中に入れることも重要です。

マダニ用虫よけの選び方

必ず「マダニ」の表示を確認する

虫よけ剤であれば、どの商品でもマダニに効果があるわけではありません。パッケージの「適用害虫」または「効能・効果」の欄に、マダニと明記されている製品を選びましょう。

衣類用の虫よけスプレーにも、ユスリカやアリなどだけを対象としており、マダニが適用害虫に含まれない製品があります。「服に使える」という表示だけで判断しないことが大切です。

イカリジンとディートの違い

比較項目 イカリジン ディート
国内製品の主な濃度 5~15% 5~30%
子どもの年齢制限 原則として年齢・使用回数制限なし 濃度により年齢・使用回数制限あり
衣類への使いやすさ 比較的使いやすい 一部の化学繊維、樹脂、皮革などを傷める可能性
におい 比較的少ない 製品によって独特のにおいがある
おすすめする人 子ども連れ、家族、普段使い 12歳以上で長時間の野外活動をする人

濃度は単純な「効き目の強さ」というより、主に効果が続く時間に関係します。汗を大量にかいたとき、水に濡れたとき、衣服を着替えたときなどは、製品表示に従って塗り直してください。

おすすめのマダニ用虫よけスプレー

1.フマキラー スキンベープミスト イカリジンプレミアム

家族で使う虫よけとして、最も選びやすい製品です。

  • 有効成分:イカリジン15%
  • 適用害虫にマダニを含む
  • 虫よけ効果は最大8時間
  • 子どもから大人まで使用可能
  • 服の上からも使用可能

年齢の異なる家族で共有しやすく、キャンプ、ハイキング、庭仕事、犬の散歩など、幅広い場面に向いています。200mLは家族用、60~80mL程度の小型タイプは携帯用として使い分けると便利です。

おすすめする人:迷ったとき、子ども連れ、家族で共有したい人

2.KINCHO お肌の虫よけ プレシャワーDF ミスト プレミアガード

  • 有効成分:イカリジン15%
  • 適用害虫:蚊、ブユ、マダニ、アブ
  • 効果持続時間の目安:おおむね6~8時間
  • 年齢・使用回数制限なし
  • 衣類や靴にも使用可能

さらっとした使い心地と無香料を重視する人に向いています。衣服に使用するときは、目立たない部分でシミや変色が起こらないことを確認しましょう。

おすすめする人:においが苦手な人、衣類にも使いたい人

3.フマキラー スキンベープミスト アルコールフリー

  • 有効成分:イカリジン15%
  • アルコールフリー
  • 最大8時間の虫よけ効果
  • 子どもから大人まで使用可能
  • 服の上からも使用可能

一般的な虫よけ剤に含まれるアルコールの刺激が気になる人の選択肢です。ただし、アルコールフリーであっても、すべての人に皮膚刺激やアレルギーが起こらないわけではありません。

おすすめする人:アルコールによる刺激が気になる人、敏感肌の人

4.アース製薬 サラテクトミスト リッチリッチ30

  • 有効成分:ディート30%
  • 第2類医薬品
  • マダニ、ツツガムシ、ブユ、アブなどに対応
  • 効果持続時間の目安:5~8時間
  • 12歳以上が対象

成人が草刈り、林業、農作業、長時間の登山などを行う場合に適した高濃度製品です。12歳未満には使用できません。ディートはプラスチック、腕時計、アクセサリー、皮革、一部の化学繊維などを傷めることがあります。顔や首に使う場合は、直接噴射せず、一度手のひらに出してから塗り広げてください。

おすすめする人:12歳以上で、長時間・高リスクの屋外活動をする人

5.天使のスキンベープミスト プレミアム 60mL

  • 有効成分:イカリジン15%
  • 子どもから大人まで使用可能
  • マダニ、ブユ、アブなどに対応
  • 最大8時間持続
  • 携帯しやすい小型サイズ

登山用ザック、散歩用バッグ、車の中などに入れておく携帯用として便利です。家では200mL、外出先では60mLという使い分けもできます。

おすすめする人:持ち運びやすさを重視する人、子どもの外出用

6.アース製薬 はだまも ミスト

  • 有効成分:ディート10%
  • マダニ、蚊、ブユ、アブなどに対応
  • 弱酸性、保湿成分配合
  • 6か月以上から使用可能

ディート10%製品には、子どもの年齢に応じた使用回数の制限があります。6か月未満には使用できず、6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1~3回が目安です。

おすすめする人:一般的な虫よけとして使いやすい製品を探している人

服装によるマダニ対策グッズ

明るい色の長袖シャツ

マダニを見つけやすくするため、黒や濃紺よりも、白、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色がおすすめです。暑い時期には、薄手で吸汗速乾性のあるアウトドア用長袖シャツが使いやすいでしょう。

例えば、モンベルの「WIC.ブリーズ ロングスリーブシャツ」などは、暑い時期のトレッキング向けの速乾性長袖シャツです。ただし、衣服そのものにマダニ忌避効果があるわけではなく、肌を覆い、付着したマダニを見つけやすくする目的で使用します。

登山用ゲイター・スパッツ

マダニは足元の草から衣服に付着することがあるため、ズボンと靴の隙間を覆うゲイターが役立ちます。

モンベルの「ドライテック ライトスパッツ ロング」は、膝下まで覆える軽量タイプです。登山だけでなく、草刈りや林の中での作業にも使いやすいでしょう。簡単な散歩や庭仕事ではズボンの裾を靴下の中に入れる方法でも対応できますが、長時間の山歩きや藪の中に入る場合は、ロングゲイターの方が隙間を作りにくくなります。

手袋・帽子・首元を覆う用品

袖口は手袋の中に入れ、首にはタオルを巻くか、ハイネックのシャツを着用します。帽子は頭部の日よけには役立ちますが、首の後ろに隙間ができないよう注意してください。

帰宅後に用意したいマダニ対策グッズ

粘着カーペットクリーナー

粘着カーペットクリーナー、いわゆる粘着ローラーは、衣服に付着したマダニを取り除く方法として公的機関からも紹介されています。車に乗る前や玄関に入る前に、ズボン、袖、背中、リュックなどを確認し、粘着ローラーをかけましょう。屋外で使用した上着や作業着は、できるだけ居室に持ち込まず、早めに洗濯してください。

全身を確認できる鏡

野外活動後は、シャワーまたは入浴を行い、首、耳の後ろ、わきの下、手首、足の付け根、膝の裏、頭髪の中などを確認します。マダニは、ほくろや小さなできもののように見えることがあります。子どもは自分で確認することが難しいため、保護者が全身を確認してください。

マダニ除去器具はおすすめできる?

Tick Twisterなどの専用除去器具は、マダニの腹部をつぶしにくい構造になっています。登山、キャンプ、林業など、すぐに医療機関を受診できない環境での予備用品として携帯する選択肢はあります。ただし、日本の公的機関は、吸血中のマダニを見つけた場合には、無理に引き抜かず皮膚科などの医療機関で除去してもらうよう勧めています。

やってはいけない除去方法

  • 指でマダニの腹部をつまむ
  • 勢いよく引っ張る
  • 火を近づける
  • 油、ワセリン、アルコールなどをかけて無理に外そうとする
  • マダニを押しつぶす

医療機関を受診できる状況であれば、専用器具が手元にあっても、自分で無理に除去しない方が安全です。

目的別に選ぶおすすめセット

利用場面 おすすめの虫よけ 一緒に用意したいもの
子どもとの公園・キャンプ イカリジン15% 明るい色の長袖、長ズボン、帽子、粘着ローラー
犬の散歩 イカリジン15% 長ズボン、靴下、犬用のマダニ予防薬
登山・ハイキング イカリジン15%または成人用ディート30% ロングゲイター、長袖、手袋、携帯用虫よけ
草刈り・農作業 成人はディート30%も候補 長靴、作業手袋、首タオル、粘着ローラー
医療機関から離れた山林 高濃度の虫よけ ゲイター、全身確認用鏡、除去器具、救急用品

虫よけスプレーの正しい使い方

  1. 腕や足などの露出部分に塗りムラがないよう使用する
  2. 顔や首には直接噴射せず、手のひらに出して塗る
  3. 足首、靴、ズボンの裾、袖口など侵入しやすい部分を意識する
  4. 汗を大量にかいたときや水に濡れたときは、表示に従って塗り直す
  5. 子どもには保護者が塗り、手や目の周りには使用しない
  6. 衣類に使用できるか、製品表示を確認する

虫よけ剤を使用しても、マダニの付着を完全に防げるわけではありません。肌を覆う服装、帰宅後の確認、入浴などと組み合わせてください。

マダニに刺されたときの受診目安

吸血しているマダニを見つけた場合は、無理に引き抜かず、皮膚科または対応可能な医療機関を受診してください。マダニを除去した後も、数週間程度は体調を確認します。次のような症状が出た場合は、マダニに刺されたことを医師に伝えて受診してください。

  • 発熱
  • 強いだるさ
  • 頭痛
  • 筋肉痛
  • 吐き気、嘔吐、下痢
  • 発疹
  • 刺された部分の赤みが広がる

まとめ|最初にそろえるなら3つ

マダニ対策グッズを初めてそろえる場合は、次の3点から始めるとよいでしょう。

  1. イカリジン15%配合の虫よけミスト
  2. 明るい色の長袖・長ズボンまたはゲイター
  3. 帰宅前に衣服を確認する粘着ローラー

成人が長時間の農作業や登山を行う場合は、ディート30%製品も選択肢になります。一方、子どもを含む家族で共有する場合は、年齢制限のないイカリジン15%製品が選びやすいでしょう。虫よけ剤だけに頼らず、服装、帰宅後の確認、入浴までを一連のマダニ対策として行うことが重要です。

※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。商品を購入する際は、最新の製品表示、対象年齢、使用方法、適用害虫を必ず確認してください。

この記事について

この記事は、公的機関・診療ガイドライン・医学論文などを参考に作成しています。

本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断や治療を代替するものではありません。 気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。

執筆者:小林 知貴
所属:いしうちファミリークリニック 院長
資格:医学博士/家庭医療専門医/総合診療専門医/総合内科専門医

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